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5月11日(月)偉大なる死 こんにちは、genteelです。 僕が初めてRCサクセションを聴いたのは確か中2の時だ。同じクラスのヤマダ君からブルーハーツのファーストと一緒にライヴ盤「ラプソディ」のカセットを借りたのだ。最初の印象は「なんだか変な声だなあ。でもなんだかイカガワシクてものすげーカッコイイゼ」と思った。で、どんな人が唄ってんだ?と本屋に行ったら「パチパチ」という音楽雑誌の表紙にどぎついメイクをして髪の毛ツンツンして下唇の下だけ髭を伸ばして変な顔してるおっさんがいてそれが「キヨシロー」だった。ペラペラとめくると上下の洋服が赤・青・黄色の原色+柄×柄でとにかくド派手な格好で、その時も僕は「変なおっさんだなあ。でもやっぱりカッコイイゾ」と思った。それからもヤマダ君はRCのカセットテープをちょいちょい貸してくれて僕は夜な夜な当時主流だったダブルラジカセでキヨシローの声を聴いた。その中でも僕は聴くと頭ん中が???になる曲があった。それは「スカイパイロット」という曲でその一節はこうだ。 お前のエアポートに 着陸したい ほらもう滑走路は こんなに濡れて だっておいらスカイパイロット 遠い旅をぶっ飛ばしてきたのさ スカイパイロット! 中2の僕には何の事だかさっぱりわからなかった。さらに曲はこう続く。 エンジンの性能 試してみないか お前のGスポットに ニアミスしたい だっておいら黒いカタマリ 遠い旅をぶっ飛ばしてきたのさ スカイパイロット! じーすぽっと?黒いカタマリ?なんなんだこれ?何の事言ってんのかな?当時の僕は反抗期ってやつで親とろくすっぽ会話もしていなかったので父母に聞く事はしなかった。ある日僕はヤマダ君に質問した。「ヤマダ君、じーすぽっとってなんだろう?ってかさ、スカイパイロットの歌詞の意味解んないんだけど」ヤマダ君は年のわりに老けた顔の少年だったがホントにニヤけたオヤジのように言った。「じーすぽっとってのはよう、女の××××の事よ。黒いカタマリってのは男のアレでアレがナニする曲なのよ。かっけーよなあRCはよう」ヤマダ君、中2にしてだいぶやさぐれてたけど今なにしてんだろう。今にして思えばロックのリズムにヒワイな歌詞を乗っけてクネクネ唄うキヨシローに14歳の僕はそれまでの既成概念をブッ壊されて人生の横道にスルリとそれていった気がする。ブルーハーツの直情的なパンクロックとRCのヒワイなロックンロールを聴いた時点で僕の成長の方向性は決まっていたのかもしれない。あれから22年もの歳月が流れたけど僕はこれからも下ネタの重要性を説きながらキヨシローの唄を心に流し続けていくだろう。(なんだかエラソーだ) ちなみにスカイパイロットはこう続く。 9番ゲートの茂み こんなに感じて 秘密のブラックボックス 開いておくれ だっておいらスカイパイロット 遠い旅をブッ飛ばしてきたのさ スカイパイロット! 渇いた俺のコックを 回しておくれ 溢れるお前のオイルを 飲ませておくれ だっておいら黒いカタマリ 遠い旅をブッ飛ばしてきたのさ スカイパイロット! みんな、愛し合ってるかい? キヨシロー、ありがとう、安らかに。。。。 今週の水曜日(13日)は展示会出張のためお休み致します。 ヨロシクどうぞ。
by genteel
| 2009-05-11 19:27
| genteel news
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